管理職の部長が仕事をしていないのではと。社内でも噂になっていて会社としても放っておけないので行動調査をメインに調査を行いました。
調査日数は5日間。その5日間の間で部長が働いた時間は数時間。あとは自宅に帰っていたり、パチンコ、そして車内で漫画を読んで昼寝。これはヒドイな、と全てカメラ・ビデオで撮影を行いました。 調査結果をご報告したところ、弁護士と相談にはなるだろうが、彼の月給・退職金・また、社内の雰囲気を考えると早く分かって良かったとのこと。後日談ですが、調査対象のその部長は翌日自己退社したそうです。
社長の言葉で印象に残ったのが、『他の社員達はまじめに仕事をしている。社内の雰囲気が悪くなっていたから調査をして良かったです。』 部長は、頻繁に自宅に帰ってお風呂や昼寝
調査料金:5日間+2日間(予備調査)110万円
怪しい人間・情報を把握できる人間をリストアップ。そして行動調査。
リストアップした数名から本命の対象者を絞り込み本格調査に入りました。
その後、数日間調査を行い、本命の対象者は会社を出た後に携帯電話で話をしながら国分町の割烹料亭の個室に移動。我々の調査班も運良く隣の部屋を確保。
それから1時間・・・ 襖を隔てた隣りの部屋からは、お酒も入り、密談の声が益々大きくなります。
重要情報を漏らし、会社の悪口・社長の悪口が続々と聞こえてきます。(ちょっと、声が大きすぎるんじゃないの!)
対象者が情報を漏らしていた相手は、以前ご依頼者様の会社に所属していた元部長でした。 情報が漏れることで発生した実際の損害額は数千万円以上。
密会の写真・二人の会話が証拠となり、損害賠償請求に応じたそうです。
調査料金:複数名の行動調査 2週間 180万円
数年間にわたり、一日の経営の売上げが合わず、売上金が足りない日がほぼ毎日であるとのこと。 ご依頼者様は、いつもまじめに働いてくれている従業員を疑うのは申し訳ないと心を痛めていましたが、従業員以外、売上金に手をつけられる人間がいないこと、また、誰が犯人なのか全く検討がつかないことから犯人を突き止めるため調査を依頼されました。
店内にご依頼者様と一部の職員の了承のもと、防犯カメラを設置することに。
後日、事情を知っている職員立会いのもと、そのカメラのモニターチェックを行っていたところ、一人の従業員Aが売上金を金庫に仕舞わずに自分のポケットに…
職員が、「今、○○円の売り上げがあったのに、金庫に入れていません。」 職員からの証言もあり、その日、従業員Aが金庫に入れなかった金額とその日一日の売上金の足りない金額が一致。
その後、数日にわたり従業員Aが売上金をポケットに入れるところを確認し、後日その証拠を持って、従業員Aのもとへ…。
従業員Aは全ての罪を認め、また、今まで持ち出していた売上金を返金するということで、話し合いは解決しました。
お金を盗んだ従業員は、間違いなく悪いです。
しかし、リスク回避を先延ばしにして、悪い雰囲気が社内に広がった。これは、経営者の責任もあるかと思いました。
経営者は、先手を打たなければいけないのかもしれません。