配偶者に浮気の兆候があり、配偶者とケンカ→勢いあまって離婚。
その後、調停で配偶者と親権で争うことになるというケースがあります。

残念ながら、勢いあまって離婚をした後では話し合いがうまく進展しない要素が強くなってきます。
後悔しないためにも事前に基礎知識、どうしたら有利に展開できるかなどを準備しておく必要があります。
浮気調査を申し込まれる全ての方が離婚を考えているのではなく、いざ離婚となった場合に有利に展開するための事前の準備と言えます。

そこまでする必要はあるのかとお考えの方もおられると思いますが、実際相手が浮気をしていた場合、離婚間際になると浮気を辞めてしまう。
一時会わなくなってしまう可能性も多く、浮気調査を行っても「接触せず」といった結果になりかねません。

相手は離婚した後、堂々と浮気相手と付き合うつもりなのです。

過去の異性関係を証明してほしいという相談を受けることがありますが、既に接触を確認できない状態では不貞の証拠は得られないのです。
もし現在、相手が浮気をしているのであれば浮気調査を行うのは今しかないのです。
1ヶ月程度の調査期間で別れてしまった浮気も過去にあり、夫婦間がギクシャクし始め、離婚を決意したのは相手の浮気でも、あとから「今は配偶者が浮気をしていないけど自分としては離婚をしたい。」といった内容ではお手伝いができない事があるのです。

「相手は浮気をしている。もしかしたら1年後、離婚をするかもしれない。」といった内容であればあなたはかなり準備が整っているといえます。
ただ確信なく浮気調査をするかどうかは現状をよく見てから決定したらよいといえます。
また上記のようなケースでは、すぐ離婚をするのではなく離婚をする前に短期間の別居という形で距離をとってみるのも良いと思います。

別居が長期間になると婚姻関係の破綻と取られますので、あくまで短期間がポイントといえます。また、離婚してからの訴えに関してはかなり不利になってくる可能性があります。相手側も「もう既に終わったこと。」「一緒に住んでいない方への養育費などの支払いをしたくない。」というのが本音ではないでしょうか。

「証拠収集は隠密に」「お金のことはきちんと離婚時に」が鉄則といえます。

もし配偶者に浮気の兆候があるのであれば一度ご相談を!
離婚の前にどうするか、またどうしたいかを決めておく必要があります。

  • 財産:結婚期間中に築いた財産(共有財産の確認)不動産、車等
  • 親権:どちらが親権を取るか、養育費はどうするかなど
  • 慰謝料:浮気などをしている場合の慰謝料の請求
  • 姓:旧姓に戻すかどうか、戸籍の問題など
  • 子供の問題、親権など