改正ストーカー規制法が令和3年に改正されたにも関わらず、ネットでは未だに不法行為を手助けしているGPSレンタル業者が多いのが現状です。
たとえ夫婦間であっても「浮気調査」と称してGPS機器を取付する事は、改正ストーカー規制法で違法行為となる可能性が高くなりました。
ましてや交際相手や交際相手の浮気相手の位置情報を知る事は、不法行為となり逮捕となります。
警視庁のホームページでは、「GPS機器等を用いた位置情報の無承諾取得等」を詳しく説明しています。
「あなたの承諾なく、あなたの所持する位置情報記録・送信装置（GPS機器等）の位置情報を取得する行為」
「あなたの承諾なく、あなたの所持する物に位置情報記録・送信装置（GPS機器等）を取り付ける行為」が新たに規制対象となります。
（例）・あなたの自動車にひそかにGPS機器をとりつける
・取り付けたGPS機器の位置情報をひそかに取得する
・あなたのスマートフォンに無断でインストールした位置情報アプリを利用して位置情報を取得する
・GPS機器をひそかに取り付けた物を相手側に渡す
これらに該当する行為は、警告・禁止命令等の対象となります。（反復して行った場合には、ストーカー行為罪の対象となります。）
ストーカー行為は、次第にエスカレートして、凶悪な犯罪に発展するおそれのある行為です。一人で悩まず、早めに警察署に相談をしましょう。
ストーカー行為は以下の行為になります
①つきまとい、待ち伏せ、見張り、うろつき、押し掛け
②監視していると告げる行為
③面会・交際などの要求
④乱暴な言動
⑤無言電話やメール・SNSメッセージの送付
⑥汚物などの送付
⑦名誉を傷つける
⑧性的羞恥心の損害
⑨GPSでの位置情報の取得
⑩GPS機器の取り付け
世論はストーカー行為に対して厳しい処罰を求めています。
残念ながらストーカー行為がエスカレートして殺人事件に至ってしまうケースもあります。